昌徳宮 Le Palais Changdeokgung

2023.11.10.
昌徳宮の見学は2度目です。(前回は2019年↓ ページのいちばん下にリンクをつけました。そのときも感動して、たくさん写真を撮って、いろいろ調べていたのです。)

今回はガイドさんに付き添ってもらい、庭園のほうにも入れるようなツアー(Veltraから!)をたのんでおきました。LotteHotelの集合場所へ行き、他の日本人観光客の方二人といっしょにボックスカーで連れて行ってもらい、すごく楽でした。

ホテルから昌徳宮へ向かう道も、裏道の一方通行を通ったりして、助手席に乗ったsachanには興味深かった。「こんな道を散歩してみたいなあ」
いよいよ昌徳宮に到着。
ガイドさんが車を駐車したあとチケットを調達してくれて、横のほうにある門から入ると、すぐに美しい紅葉が目に飛び込んできました。

ガイドさんが要領良く、宮殿の主な建物を廻ってくれました。

前回は見落としていた宮殿の隠れたびっくりスポットや歴史などの解説が楽しく勉強になりました。

景福宮などソウルの他の宮殿は、山へ向かって縦一直線に主要な建物を配列するという考えで作られたが、この昌徳宮に関しては、自然の地形を生かして、設計者が横に配列することを選んだ。そのせいで設計者は一時、牢獄につながれたこともあったそうです。あらまー!
しかし、そのように建てられた宮殿なので、いろいろな建物を巡り、最後は庭園に至るという流れるような動きのある、独特の美しさのある場所なのだと。納得!

また例えば、宮殿の中心にある、この仁政殿。
正面の横のほうの地面に頑丈な金属の輪が埋め込まれています。「何のための輪か?」

建物の正面広間で儀式など行うときに、炎天下で何時間も続くことが多いので、幕を張って日陰を作る、そのために備えられてあるものだそうです。
建物の庇の中央にも輪があり、そこから両方へ張ることができるようになっているのだそうです。なるほどー。

宮殿内で最後に訪れた簡素な住まい楽善斉は、歴史に翻弄されて李王家の皇太子と結婚した李方子さんも亡くなるまでおられた場所。
ガイドさんが「戦後は日本国籍も失ってしまわれたが韓国国籍を回復してこの場所に住んでおられて、障害児の教育のために非常に力を尽くされて、亡くなった際には国葬がおこなれたのです」と敬語で述べておられたことが、心に残りました。


そして秘苑の入り口からは同時間に予約していた方々のグループに合流。(つづく)

コメントを書く  Laisser un commentaire

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.