ミッドタウン散歩 Musée, shopping et délices japonaises

Mardi 15 novembre 2022. Me voici donc à Tokyo et je suis bien installée ‘chez moi’ qui est aussi chez Mayu et Masanori et dans la maison je circule entre les 3 appartements. Je peux ainsi aller discuter avec ma soeur, cuisiner et manger avec ma mère, regarder le Netflix avec elle etc. C’est le quotidien tokyoïte dans le ‘petit village’ familial.

Dimanche, je suis quand même sortie – même si je n’ai dormi que 3 heures dans la première nuit (trop décalée!) visiter une grande expo au Musée Santory, à ‘Midtown’.
L’expo elle même était splendide (seulement quelques photos permises); ensuite un déjeuner extra japonais délicieux… Mmmmmm ça c’est le plaisir d’être au Japon!! … suivi d’un tour dans le complex commercial, très beau et spacieux…vraiment agréable, pas trop de monde à la différence des autres quartiers.
Je commence petit à petit à me sentir ‘en vacances’!

東京第1日の日曜日はミッドタウンのサントリー美術館へ行ってきました。
大阪市立美術館の所蔵品を一挙に展示した展覧会の最終日で、ぜひ行ってみたいと狙っていたのです。
時差ぼけで朝3時に目覚めてしまって眠れなかったので、ちょっとふらふらだったけど、家にいるよりも外で動きたいと思って。
ミッドタウンまで行って、広々したところを散歩して、展覧会を見て、そのあとお店も冷やかしたりして買い物したり。とても楽しかったです。

ヴァカンス気分が出てきました。

銅造 誕生仏立像 (白鳳時代 7−8世紀)「お釈迦様は生まれてすぐに右手で天を指さして「天上天下唯我独尊」入ったところで
展覧会へ入ったら真っ先に目に入ったのが、このお釈迦様でした。

「銅造 誕生仏立像」 
(白鳳時代 7−8世紀)

白鳳時代といえば奈良時代よりも前。とても古いものなのに、すらっとした、この姿のなんとシンプルで歯切れの良いこと。

「お釈迦様は生まれてすぐに右手で天を指さして「天上天下唯我独尊」と言ったと伝わるが、この像の右手は掌を開いてこちらに向けています」

という解説がついていました。

「やあ!よく来たね!」と迎えてくれたようです。

Un bouddha qui vous dit ‘ Salut!! ‘

C’est ce que j’ai vu en premier en arrivant dans l’expo.
Une statuette qui date de 7 – 8 ème siècle. Bien plus ancienne que l’ère de Nara.

蟹子復讐之図(かにこふくしゅうのず)
上田公長・篠崎小竹賛 江戸時代 19世紀 
Battle between Crab and Monkey, Ueda Kocho, inscription by Shinozaki Shochiku
Edo period, 19th century.

猿蟹合戦の名で知られる、猿に柿を投げられて死んだ母蟹の仇(かたき)を子蟹が討つという御伽噺が主題。団子を受け取る栗のきりりとした眼差し、針を杖代わりにして立つ鋏(はさみ)のへの字口、坂の下から姿をあらわす臼の下り目など、それぞれの表情がユーモラスでおもしろい。
大阪の絵師・上田公長(うえだこうちょう、1788〜1850)による作。

江戸時代、猿蟹合戦にはいろいろなバリエーションがあった。団子を与えるあらすじは桃太郎に似ている。
本来は何もないはずの虚空にとぼけた顔が描かれている鋏に注目。

象図屏風(ぞうずびょうぶ)
関蓑洲(せきさじゅう) 江戸時代 慶応2年(1866)

関蓑洲(1802? – 75)は大坂の絵師。幕末に舶来されたメスのアジアゾウは、見世物として全国を巡業し、大坂でも公開されている。本作は海を渡ってきた珍獣を実際に目にし、大胆な筆づかいでざらざらした肌の質感や体毛を描く。画面のなかに窮屈そうに収まる姿が、かえって象の大きさを強調している。

絵のまわりの表具はアジアの更紗でエキゾチック。

そして、日本へ来たら、この2枚の絵の美しい女たちに逢いたかったのです。

晩秋 上村松園 昭和18年(1943)

上村松園 (うえむらしょうえん 1875-1949)女性として初めて文化勲章を受賞した日本画家。
幼少のころ、障子を繕う母を手伝った懐かしい記憶をもとに描かれたという。

膝立ちで両手を添える美しい所作や凜とした横顔、白い障子に映える着物の爽やかな青など、清らかな気品に満ちている。

星  北野恒富(きたのつねとみ)昭和14年(1939)

北野恒富(きたのつねとみ、1880-1947)は豊かな情感と退廃的な雰囲気をもつ美人画で一世を風靡した。物見台の手すりにもたれかかる女性は、藍色の夜空を背景に、内側から柔らかな光を発しているかのようである。
描く対象をしぼり込み明暗を対比することで、女性の清楚な美しさと簡潔で洗練された情趣を獲得している。

星とは何か。女性が見上げる空に浮かんでいるのか。
あるいは花火の柄の着物に、星をあしらった帯をつけた女性自身のことか?女性の右後ろには一番星が輝いている。

中国美術のセクションもありました。
集中力が切れてしまって、あまりじっくりは見られなかったけれども、立体的なレリーフの仏様など 素晴らしかった。
これは、なかでもいちばん古い時代のもの。

青銅鍍金銀 仙人
後漢時代 1〜2世紀
Xianren, Figure of a Chinese Immortal Hermit
Gilt Bronze with Gold and Silver
Eastern Han dynasty, 1st-2nd century

面長でつりあがった目と長大な耳を持つ。
不老不死を得た仙人の姿で、異様な雰囲気が漂う。
複数の仙人像で何らかの器物を下から支えたらしい。
青銅製で全面に銀を焼きつけ(鍍銀とぎん)、さらに鍍金も施す。銅への鍍銀は漢時代特有の優れた金工技術。
小像ながら漢時代の思想と超絶技巧とが盛り込まれた逸品である。

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