0210 春を待ち望む家のお守り St Brigid’s cross

St Brigid’s Cross from Wicklow Way
Wicklow Way, 9.71 km on Wed 10 Feb 2021.
2月10日(水) Wicklow Wayでとってきた草 (灯心草、イグサ) を編んで作りました。
アイルランドのこの時期、冬至と春分の中間日(2月1日または2日)のケルト暦INBOLC(インボルク)に昔から作られる聖ブリジッド(ケルトの守護聖人)の十字架。
聖ブリジットは愛と癒し、豊穣の女神。
十字架の四隅は空火地水を象徴し、暗く寒い冬からあたたかく光の春への目覚めと新たな始まりへ向けてネガティブなエネルギーを浄化してくれる、家のお守りだそうです。
@crannceol さんにNBOLCの意味を教えてもらいました。

ウオーキングは9.71km 標高差209m
アイルランドでとてもお世話になって家族のように仲良しだったソフィアンの友だち みっちーさんが、2月5日に逝ってしまわれて2月10日(水)が葬儀でした。コロナ対策のため葬儀もオンラインで参加。
葬儀の日は朝いち、ご自宅の前まで行き、ソフィアンの友だちと一緒にご出棺のお見送りをしました。
ソフィアンの友だちもこのところロックダウンでずっと会っていなかった。こんな機会に再会することになるとは!悲しすぎる。
テニスのお仲間やお嬢さんたちの友だちや近隣の方たちなども集まっていました。誰ともなく拍手が巻き起こって、いつも元気いっぱいで朗らかだった彼女の人生に敬意を表していました。

ダブリンから山のなかへ戻って来たら寒いけれど美しい青空が広がっていました。

2月1日(月)にマークさんからの電話でみっちーさんのご病気のことを聞いてから、ずっと心配していて、5日夕方に亡くなった知らせ。9日はお別れに行き、10日に葬儀。
早すぎる急なお別れに心が張り裂けたこの数日の締めくくりに、歩く道すがらイグサを集めてきて手を動かしました。RIPみっちーさん

今年はじめて、Inbolcの意味を意識して、この時期の季節感がからだで納得できた感じです。
だんだんアイルランドの感覚になじんできたかなと思うと嬉しい。
日本の節分の豆まきと、St Brigid Crossを作って飾ることと、なんだか通じるところがあって興味深い。
ケルト歴は日本やアジアで馴染み深い陰暦と関連がありそう。

一心不乱に、5つも作ってしまったので、ひとつをBridにプレゼントしました。
「子供たちが小さいときは学校で作って持ち帰ってきたけど、このごろはみんな大人になっちゃって、古いのをずっと飾ってた」と喜んでくれました。
この間、Bridがずっとメッセージをくれたり、オンラインの葬儀も見てくれたりして、歩きながらもいろいろ話をしたり。寄り添ってもらった感じでありがたかった。
地元の友だちの連れ合いにも入院中のひとがいたりして、この寒い冬といつまでも続くロックダウンが、重くのしかかってくるようです。
だから聖ブリジッドの十字架をつくって春を待ち望むことの意味が、いつも以上に心にしみるのだね。

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