クリムトの天井画@ブルグ劇場 Visite du Burgtheater

劇場の右と左 両端に階段ホールがあります。第2次世界大戦のときの火災を免れて残った、若い頃のクリムト制作になる天井画。 まんなかにあるのが 「グローブ劇場のシェイクスピア劇 ロメオとジュリエットの最終場面」。

 Dimanche, visite guidée du théâtre Burgtheater, en compagnie de Mme Kanke ma super éditrice du livre de mails en français (et d’un autre livre que nous sommes en train d’écrire en ce moment).  Elle est arrivée samedi soir avec son amie Yukari Nakayama-san, traductrice et spécialiste en histoire de l’art.
Le bâtiment du théâtre – qui a été édifié en 1888 le long du boulevard annulaire Ringstrasse a bien conservé les deux escaliers d’honneur, malgré la destruction partielle du moment de la 2nd guerre mondiale.  Nous avons donc visité ces escaliers d’honneur qui ont été décorés par Gustav Klimt (24 ans), sonfrère Ernst (22 ans) et le beau frère des deux Franz Matsch( 25 ans), mais aussi les ‘cartons’ qui ont été découverts en 1988 et qui ont été restaurés.  Ce sont des tableaux dessinés sur un rouleau de papier au format des peintures au plafond. Ils ont perforé la couche de ces papiers à l’aide d’une aiguille, frotté pardessus les cartons avec un petit sac en tissus contenant du pigment… et les peintres ensuite pouvaient voir les lignes en pointillées sur le plafond. Ils pouvaient tracer les lignes pour faire la peinture à l’huile.

18(日) フランス語の本のことでいつもとってもお世話になっている編集の菅家さんといっしょにウイーンのブルグ劇場の天井画を見に行ってきました!! 忙しいお仕事の合間にちょっとだけウイーンやプラハをまわりに来たのですって。素敵♡ お友だちの中山ゆかりさんといっしょです。中山さんは翻訳家で美術ライター 白水社から菅家さんの企画で「印象派はこうして世界を征服した」「ナポレオンの妹」「偽りの来歴」の3冊の翻訳書を出しているのだそうです。面白そう〜♪ 今度日本へ帰ったら是非入手しなければ!

おふたりとの待ち合わせは、ウイーンの中心部のブルグ劇場。ウイーン市役所の壮麗な建物の真向かいにある(これも壮麗な)19世紀の建物です。「ガイドツアーに一緒に参加しましょう!と誘っていただきました。ドイツ語の説明でしたが英語・フランス語の説明書を見て、なんとか理解。
劇場の建物は1888年に完成。天井画をグスタフ・クリムトと弟のエルンスト、友人のフランツ・マッチェが制作し、第二次世界大戦のときの破壊をまぬがれたそうです。最近1988年に偶然、この天井画の下絵が発見され、修復されて劇場内に展示されています。

ロンドンの「グローブ劇場」シェークスピア「ロミオとジュリエット」の最終場面を描いたもの。
実は右のほうにいる何人かの若い観客は、自分たち3人の姿を模しているのだそうです。
Globe Theatre de Londres et la scène finale de « Roméo et Juliette » de Shakespeare.  En arrière-plan, le peintre s’est immortalisé lui-même avec ses deux collègues. (commentaires repris au site de l’office de tourisme de Vienne. Voir ici.)
これが天井画の下絵。実物大で下絵を描き、輪郭を針でなぞって穴をあけてあります。そしてこの下絵を天井に固定して、染料を入れた袋で上から針の穴を叩いていくと、天井に下絵が点線で記されるというわけ。
そのうえで下絵をはずして、点線の輪郭の上に 油絵を描いたのだそうです。
このあいだアルベルティーナで素描の展覧会を見たときに、この場面に見入っている観客のひとりひとりの後ろ向きの頭の習作が、いくつもありました! 
Kanke-san et Nakayama-san au Café Central

 約1時間ほどの見学。
エレガントなお二人といっしょの見学は、短い時間でしたがほんとうに楽しかったです。
近くのCafé Centralでランチもできました。
もっといろんなところに一緒に行きたかったです〜♪ 
菅家さん、中山さんはウイーンのあと、プラハへも足を伸ばす予定だそうです。美術史の専門家とプラハに行ったら、どんなに楽しいでしょう!
また会う日を楽しみに。
どうぞ良いご旅行を☆ 

あっそれから本の原稿もがんばりますよ〜・・・

4 thoughts on “クリムトの天井画@ブルグ劇場 Visite du Burgtheater

  1. >>クリムトは傲慢だった? どうしてそう思うの?
    >うん、絵にも表れてると思うけど、一番は写真に写ってる彼の出で立ちとか有り様かな

    そうっか。そういえば、とにかく「自分の才能優先」って感じのひとだったかもしれないなあ〜というのは、このあいだレオポルド美術館で見た はがきがずらーっと並んでる展覧会でも感じたことでした。
    だってね、生涯に何人ものモデルさんとのあいだに子供が何人もできているけど、そのひとたちと 大切にしていたガールフレンドは別人。
    なにしろ、並の人の常識とはかけ離れたところに生きている大天才っていうことを、本人も周りも認めていた・・・そんな感じだよね。

  2. >ふわふわの襟の服を着てるひとがグスタフ

    あぁ、その人と迷ったんだよ

    >クリムトは傲慢だった? どうしてそう思うの?

    うん、絵にも表れてると思うけど、一番は写真に写ってる彼の出で立ちとか有り様かな

  3. なんだかね、あの後ろ側にいる(左から2人目)ふわふわの襟の服を着てるひとがグスタフ クリムトで、その前(いちばん左)にいる女のひとの顔は、クリムトの弟のエルンストなのですって。
    そう言われれば、あのボサアタマが写真に残ってるクリムトに似てるかも・・・・
    クリムトは傲慢だった? どうしてそう思うの?

  4. うーむ、どれがグスタフ・クリムトかなぁ

    クリムトは傲慢だったようにおぢたまは思うかので、あのふんぞり返ってるのがそうなのかなぁ

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