鶏だしをとったあとのチキンで チキンパイ

わたしの大好きな料理の本のなかでも最も大切な 辰巳芳子大先生の本。
この「あなたのために いのちを支えるスープ」を読むと、すごく疲れているときでも「これを作って美味しく元気で暮らそう!」と力がわいてくる、不思議な本です。

鶏だしのとりかたを見ると、鶏の首の骨から包丁でたたいたものを使うとか、いろいろ普段は手に入らないようなものも含まれているので、一生懸命読んだあとは自分なりにできる部分をとりいれて「応用」。

このあいだ児童公園のそばのトラックの肉屋さんから買って来た鶏のモモ骨付き4本を使って鶏だしをいっぱい作りました。
辰巳先生の本を以前に読んで頭に残っていつもやる方法は(今回も)
1) 鍋に湯をわかしてレモンの輪切りを入れ、鶏を(ほんとは手羽先と首骨だけど今回はモモ骨付)湯引く。引き上げて冷水でよく洗う。
2)  昆布を入れた水で鶏の出汁をとる。

ところが・・・もう一度本を見てみたら、
玉ねぎ、人参、セロリ、胡椒、昆布、干し椎茸、ブーケガルニも入れて 1時間ほどコトコト煮出す、分量も最小で水13カップぶん
と書いてありました。
分量も少ないし、いつのまにか昆布を入れるところしか残っていなかったのです。これだから記憶はたよりないものだ!
昆布はいっぱいあるので、あまり惜し気もなく使っていますが、干し椎茸は貴重品。
しかし、これだけいっぱいいろんなものを入れて煮出したら、やっぱり美味しい出汁になるでしょう。初心にかえらないとね?

さて、この出汁は大切に使うけど、あとに(味のあんまり残っていない)鶏肉が残る。
これを骨を取り除いて、玉ねぎ+マッシュルームといっしょに炒めて、小麦粉ちょっとぱらぱら+牛乳入れて、塩とこしょうのプレーンな味で、クリーム煮みたいなものを作ります(でも生クリームは入れません)。
半日か一晩放っておくと冷えてクリーム煮がかたくなるので、そこのところをパイ皮のなかに入れて焼く。

これがBJMお気に入りの「チキンパイ」なのだ!!!
すごい「残りもの利用」で効果抜群の幸せムード。
今回は チョコレートケーキを焼いたのと同じ型で深めに焼きました。

チキンパイに野菜ポタージュの簡単な夕飯のあと、AC Milan(チームのなかにベッカム様が!) VS Manchester Unitedの試合をテレビで横目に見ながら、コンピュータでMan-Cityの出ている(マイナーな涙)試合を観戦している家人。sachanはブログを書いてるというわけでした。
どうして、「チキンパイがお気に入りの家庭料理に加わったか?」というのは、もういっこの話を見てね!

One thought on “鶏だしをとったあとのチキンで チキンパイ

  1. 次の日 少し食べたけど、ぜんぜん美味しくありませんでした涙。やっぱり、こういうものを美味しくつくるのは、むずかしいんだわー

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