ホイアン歴史散歩(1)Visite du quartier ancien à Hoian (1)

2024.09.20.  ホイアン2日め
朝5:38 ホテルのベランダから日の出が見えました。すぐ目の前に単車専用の橋があります。
夜のあいだも、カタンカタンと音がしていたので、工事でもやっているのか?と思っていたら、橋を渡る音だったのです。

午前中は、朝いちからガイドツアーで徒歩でホイアン旧市街の歴史散歩でした。
ガイドさんはホイアン近郊出身、ダナンの大学で観光学を専攻しているという若い学生さん トムくんでした。
15〜19世紀まで貿易港として栄えたホイアンの旧市街は、ベトナム戦争でも破壊されずに古い建物や街並みが残されているため世界遺産に登録されています。

同郷の広東人たちが集まって旅と人生の無事を祈る廟「広東会館」
〜日本人がかけたと伝わる橋
〜京都の町屋のように奥深く中庭のある中国人の富豪旧宅タンキーハウス
〜フランス植民地時代の建物
〜民俗資料館

充実した内容で、トムくんがホイアンの歴史や人々の伝統的な暮らしなど、ありとあらゆる分野にわたる丁寧な解説を聞かせてくれて、勉強になりました。(提灯の構造の話も、彼に聞いて、「なーるほど」と納得したのです。言われれば、そういえば!とわかるけど、日本の提灯とどこが違うのか、漠然と見ているとわからなかったのですよね。)

はじめは待ち合わせ場所からほど近いところの、お寺の門でした。
ここでQRコードのついたチケットを買って、行く先々でそれを見せるシステムになっています。
門についている「コウモリ」は、中国文化では幸福をもたらすおめでたいものだそうです。ここのお寺はもう残っていなくて、門の向こう側は学校がありました。

旧市街を熟知しているトムくんが、街の細い路地をどんどん歩いていくので、いっしょうけんめいについて歩きました。なにしろ、かなり暑くて、ときどき腰をおろしたくなります。
広東会館の中庭を入ると、ひんやりして気持ちの良い空間でした。天上聖母 は、航海の無事を守ってくれる道教の女神様です。なんだかキリスト教のマリア様みたいですが。。。
横浜の中華街にも、媽祖(まそ)を祀った同じような場所があるみたいですね。

ここの立派な祠では、螺旋形のものがいっぱい天井からぶら下がっているので、「あれは何かなー?」とよく見ると、お線香でした。
まっすぐの棒みたいに立てるお線香もあるのですが、それよりももっとずっと長く燃え続けるものだそうです。風通しの具合によって灯されたお線香が消えないように、おじさんがあっちへやったり、こっちへやったりしていました。大変な仕事ですね。

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