ソウル国立中央博物館の至宝(3)働く人たち Les travailleurs d’autrefois 

Aaaaaggghhhh je suis encore en Corée au mois de novembre 2023 dans le blog, alors qu’on est déjà mi avril 2024 actuellement!! Mais je suis contente de reprendre le rythme. Soyez patients, mes chers lecteurs!
実はもう2024年4月になって、2023年11月のブログをまだ書いているというギャップが!
日本/アイルランドで移動やいろいろ、忙しくて、すっかりご無沙汰してしまいましたが。。。がんばって現実に追いつきたい。このあいだも日本へ行っていたし。どうなることやら。

さて 2023.11.12. ソウル国立中央博物館の2階へ戻りましょう。
途中に座るところなどもあって、とても気持ちの良い空間。
美しい絵画や立派な書などが軒並み展示されて、その世界に浸る幸せを思い切り味わいながら、吸い込まれてしまったのは、この絵です。
座敷に集まっている人たち、外側の縁側や庭先に座っている人たち、そして料理を運んだり、外で馬を連れている働く人たち。馬の顔までちゃんと描いてあって細かい。
表の門から入った建物と、家のなかの塀で区切られた別棟があって、そちらのほうから料理を運んでいる様子がわかって興味深い。(昌徳宮で建物が別になっている様子を見学して、なるほどー!と納得したのでした。)昔の女の人は重労働でしたね!

李氏朝鮮の画家 鄭敾 (てい ぜん、チョン・ソン、정선)1676年〜1759年
北園壽會圖 A Feast Held in Honor of the Aged in Bukwon

鄭敾 (てい ぜん、チョン・ソン、정선)1676年〜1759年 李氏朝鮮の画家。20歳で図画暑の画員になり県監に至った。初めは中国南画から出発したが、30歳前後に韓国山水画の独自の特徴を活かした山水写生の真景に転換して、東方真景山水画の宗画を拓いた。旅を好み、金剛山など全国の名勝を巡りながら絵を描いた。沈師正、趙栄祏とともに三斎と呼ばれた。強い濃淡の対照の上に青色を主調にして岩壁の面と質感を表した新境地を開拓したが、後継者が出なかったため、彼の画風は一代で終わった。文才がなかったせいで、書が付されることは無く、署名と落款が画幅の隅にあるだけで、画題のないことが異彩を放つ。(Wikipediaによる)

同じ鄭敾の筆になる、海印寺 (ヘインサ)。このお寺は今もある名山。
こういう絵を見ると山のなかのお寺を訪ねてみたい〜と思ってしまいます。

鄭敾  海印寺   紙本淡彩

Haeinsa Temple  (Jeong Seon, 1676-1759)
Joseon Dynasty, mid 18th century, Ink and light color on paper. (ソウル中央博物館の解説)

Known for his distinctive landscapes of Korea during the Joseon dynasty, Jeong Seon was proficient at designing compositions that emphasized the characteristics of a given place. Haeinsa Temple, which Is located at the foot of Gayasan Mountain in Hapcheon, Gyeongsangnam-do Province, is celebrated for housing the Tripitaka Koreana. In this work, Jeong Seon placed the ridges of Gayasan Mountain at both ends of a fan, set Haeinsa Temple between them, and softly depicted a rounded mountain behind the temple. The tiered layout of Hainsa is Illustrated in detail from Honghamun Gate at the entrance to Janggyeongpanjeon Hall in which the Tripitaka Koreana is stored. Mountains are formed using horizontally long dots, and the light colors applied to tree leaves reflect an autumn flavor. 

ちなみに、この海印寺は、11世紀初めから900年間もの間、出版印刷文化を先導し韓国の仏教文化を導いてきた場所であり、高麗大蔵経板81,258板など、世界で最も古い仏教経典木版を保存しており、UNESCOの世界記録遺産に登録されている。(韓国文化財庁、世界記録遺産の解説 海印寺大蔵経板及び諸経板 )

韓国文化財庁、世界記録遺産 海印寺蔵経板殿

書もたくさんありました。時代的には、比較的最近の書家のものもあったようです。
例えば、この篆書の立派な屏風。

調べてみると、李氏朝鮮時代に生まれて独立運動にも携わった知識人 呉世昌の作品でした。
このような人物になる格調高い作品に触れられたことが幸せでした。

篆書 菜根譚 呉世昌(1864-1953) Oh Sechang, 20th century, Ink on paper

呉世昌(1864-1953 オ・セチャン、ご せいしょう) は朝鮮の独立運動家、ジャーナリスト。
Wikipediaによる

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