「かわら美術館」へ向かう道は、静かな住宅街のようです。
でも通路を見つけて、どんどん入り込んでいくと、御倉が立ち並んでいるさまが圧巻。


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そして隠れ家のようにそっと存在している古い家に辿り着きました。
ここも畳の座敷に芸術祭の作品が並んでいたり、畳をすっかり外して掃除して新しい世界が生まれていたり、裏へまわったところのお倉のなかにもいろいろな作品が。
庭の木陰に不思議な動物が潜んでいたり。
でも作品よりも、この古い家に差し込む冬の光が美しい。
いつもは空き家になっている場所が、こんなかたちであっても人の目に触れる機会ができるのだ。
そのことのほうが胸に響いた会場でした。





