キルマカラのガイドツアー visite guidée à Kilmaccuragh

Thu 23 July. Nicola a very old friend of mine from Dublin and myself, went to Kilmaccuragh Botanical Garden. The first visit for her in this hidden gem in Co.Wicklow, which is one of our absolute favorite place. We could then follow a guided tour – made much smaller amid Corona virus guideline these days- with a wonderful specialist lady. We followed her around the garden for over 2 hours, while she explained not only the history of the garden, its new development, but also the life of the centuries-old giant trees, including Oak, Yew trees and Magnolia, Himalayan dogwood and  liriodendron tulipifera which was flowering just at this moment.
I already knew a little about the history of the garden, but I learned a lot this time about these precious rare species that have been there for so long time and for some, originating in China, Himalaya, Chile etc … And bees that have made one of our favorite trees their home.
A really special, wonderful and memorable visit. With Nicola my friend, we talked about the experience again and we though ‘perhaps this group of 4 people was so interested and absorbed in the lady’s explanation that, she was happy to share her knowledge and made the experience very special’. I feel that this kind of ‘unplanned and unexpected something developing into very warm personal human exchanges’ is something so very Irish.
Thank you very much again Kilmaccuragh and its specialist gardeners and team… Once again it made me so proud to live in this country.

7月23日(木)学生時代からの古い友だちニコラと、キルマカラの植物園で待ち合わせて、12時からのガイドツアーに参加しました。毎日、希望者がいれば係の人が解説をしながらいっしょに回ってくれるのです。2019年の6月に先輩方のグループを案内して訪れたときにもガイドツアーを頼んでおいたのですが、そのときは雨まじりだったこともあり、ガイドの人の説明がすごく早口、早足。でも今回は「木が大好き」という年配のご夫妻と、わたしたち二人の4人だけで、ゆっくり案内してもらいながら話を聞けて、とても充実した時間でした。
最近はコロナ禍対策のため、ガイドツアーは最大6名になったそうです。それ以上の人数のグループの場合は、あらかじめ予約して、いくつかのグループに分けて対応するとのことでした。今回は予約なしで参加。

7〜8世紀ごろからこの地に隠者たちが修道院を作っていたこと、そのあとカトリック修道院の解体を経て、アイルランドを植民地にしたイギリスのアクトン家が代々この庭園を受け継いで植物を植えてきたこと。そのような「キルカマラの歴史」については、知っていました。
ヒマラヤから来た花の木々 美しい庭の歴史(1)
 ヒマラヤから来た花の木々 美しい庭の歴史(2)

今回はさらに、

  • 庭園を管理してきた時代によって、スタイルが変化した。
  • 特別に大きな樹木のなかには、600年も前のものがある。
  • 池の外側の堀の向こう側は、昔は「鹿狩り」のための領地であって、堀に囲まれた内側の「庭園」と区別されていた。
  • いままで、堀の外側と壁に囲まれた庭園部分(Walled Garden)の外側は「クイルチャ」(アイルランドの林業を担う国営企業)の管理する土地だったのだが、今後はキルマカラ植物園に委ねられることになり、作業が始まっている。
    「クイルチャ」についてこちらも合わせてご覧ください。
  • 石楠花の美しい「ジャネット・アクトンの並木道」は1850年ごろに作られたもの。大きく広がるドレスを着た貴婦人と紳士が2組、腕を組んで並んで歩けるように幅を決めたのだ。(なんと優雅な!)
  • Walled Gardenの外側の中庭に植えられてある大きな銀杏の木は、第1次世界大戦へ召集されて兵士として出て行く前に園丁たちが苗木を「仮植え」したもの。戦地へ行った人たちがついに帰って来なかったため、植え替えられずにそのまま大きくなって今もその場所にある。
  • 裏の入り口の横の目立たない場所にあるマグノリアの木。(日本では泰山木というもの) 第一次世界大戦とスペイン風邪の被害に世界が震撼していた1919年に植えられ、1世紀を生き抜いてなお花を咲かせている。
  • いまちょうど、チューリップのかたちの花をつけているのは「ユリノキ」( liriodendron tulipifera )というもの。

たくさんの話を聞かせてもらって、2時半過ぎまでゆっくり歩いてまわり、とても勉強になりました。
今年は石楠花の花の盛りがコロナ禍のため閉園で見られなかったけれども、深い緑の庭園の大きな樹々(’giant trees’と言っていました)について新しいことをたくさん教えてもらう、良い機会になりました。

とりわけ、最後にマグノリア(泰山木)の木を見せてもらい、「第一次世界大戦とスペイン風邪の被害に世界が震撼していた頃に植えられ、1世紀を生き抜いてなお花を咲かせているこの樹は、このパンデミックの今の時代にわたしたちに希望を与えてくれるように思う」とガイドの方が締めくくりに述べておられたことが、印象的でした。

ダブリン出身の友人にも喜んでもらえました。
「あの専門家の方の解説は素晴らしかったね。グループ4人が樹木大好きで集中して聴いていたから、喜んで解説にも力が入ったのかもしれない」と、二人であとから振り返って話しました。

そんなふうに「予測できない、そのときどきの人間どうしのやりとりの力」の働くところが、とてもアイルランド的な良さでもありました。
ガイドの方にも、友人のニコラにも感謝です。

Jeudi 23 juillet. Un autre rendez-vous avec ma copine Nicola, à Kilmaccuragh cette fois-ci. Notre dernier rendez-vous était fin juin dans un autre jardin Mount Usher, alors c’est le 2ème jardin botanique que je lui fais découvrir dans ma région! Nicola est une très vieille amie rencontrée à Paris, à l’époque ou j’étais étudiante à Besançon. Il y avait toute une bande d’étudiants de doctorat qui habitaient dans un foyer qui s’appelait Concordia, juste derrière Mouffetard – dont ma très grande ‘sempai’ Rsan de l’université… et chaque fois que je venais à Paris avec un sac à dos (et mon sac de couchage! ) j’étais hébergée là bas. Alors voilà, finalement on a tous gardé contact et ça fait un réseau d’amitiés de longues dates.
Bref on s’est donné rendez-vous à 11h mais on s’est proposé de suivre la visite guidée qui commençait à 12h. La spécialiste nous a expliqué aussi bien l’histoire du jardin, son nouveau développement, que la vie des arbres géants séculaires dont ils sont très fiers. Je connaissais déjà un peu de l’histoire du jardin, mais j’ai beaucoup appris cette fois-ci à propos de ces précieuses espèces rares qui sont là depuis si longtemps pour certains, originaires de Chine, Himalaya, Chili etc… Et des abeilles qui ont fait un de nos arbres préférés leur maison.
Une visite vraiment intéressante, de mon jardin favori.

Walled Garden の壁はヴィクトリア時代に作られた。
Oak tree 庭園でも最古の木のひとつである楢の木。
こんなふうに大きく育った樹木は、虫や野鳥も引きつけてくれるので、生態系を健全に保つうえで大変重要な役割を果たす。
楢の木の近くに イチイ Yewの大木もある。
Yewはイギリスやアイルランドでは教会に植えることが多かった樹木。
ロングボウ(弓)を作るのに使ったほど、強い木。
ヒマラヤから伝わったハナミズキ dogwood ともhimalayan strawberry treeとも呼ばれるもの。消滅しそうになっていたのを、あらためて育てることに成功し、ここに植え込んだ貴重な木。
‘Dutch Style’ garden design for this part of the garden, which makes a contrast with ‘Deer Park’, wild area, outside of the pond. 屋敷跡から池へ向かう散歩道は、「オランダ式」の庭園デザイン。
人間の管理し支配する「庭園」と、池の向こう側の外側に広がっている自然のままの「デイアパーク(鹿のいる森)」とが堀で隔てられていた。堀によって野生の鹿が庭園へ入るのを防いでいた。
道の両側は「ワイルドフラワーメドウ」(野生の花の咲き乱れるままの状態の野原)になっていて、ミツバチがたくさん来る場所。9月ごろになると、まだ花が咲いているが冬に備えて、また来年の春も花が咲くように刈り取る時期がくる。
庭園内を貫いていた並木道の「イチイ」の木(英語ではYew)。この角に立っているのは600年の古木。池の反対側にも並木がつながっていたけれども、残念なことに枯れてしまったので、新しい苗木を植えた。「数百年後には、その苗木がこの古い並木のような姿になっていることでしょう」。人間の一生よりも長い時間を生きる樹木。
この大きな木にミツバチが巣を作って出たり入ったりしている。
「庭園の世話をしている人たちも皆とても喜んでいる」ということでした。
1919年に植えられた泰山木。「第一次世界大戦とスペイン風邪の被害に世界が震撼していた頃に植えられ、1世紀を生き抜いてなお花を咲かせているこの樹は、このパンデミックの今の時代にわたしたちに希望を与えてくれるように思う」というのが、ガイドツアーの最後の締めくくりでした。
同じ仲間のモクレンと比べると、肉厚で大型の花がつく。「分類的にいうと、非常に古い時代の植物で、もともと昆虫も今よりもずっと大型だったから、それに耐えるため花や葉も大型だった」。「いちどに全部の花が咲かないので、同じ時期に蕾や咲き終わりや咲いている最中の花がつくのが特徴」。
昂然と泰山木の花に立つ 虚子
という句をFacebookの友だちに教えてもらいました。
同じ木に蕾も花も実もつけている姿。昂然ということばが心に滲みます。
泰山木のつぼみ。
この柳のような葉の大きな木も、特別なものでしたが説明を聞き取れなかった。雄雌別々の種子のある木だということでした。また次の課題。
正面の「ワイルドフラワーメドウ」(いまはピクニックができるエリアになっている)の向こう側にある「ユリノキ」( liriodendron tulipifera )「ちょうど今、花が咲いているので、帰る前に見て行ってくださいね」とのことだったので、ニコラと近くへ寄ってみました。
「ユリノキ」( liriodendron tulipifera ) の花。ほんとうにチューリップのかたちの花がたくさんついている。

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