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| 美術史美術館の中央階段の天井近くの装飾、若いころのクリムトが描いた部分 ふだんはこんな近くからじっくりは見られないんですよ〜 階段をはさんで向かい側の遠くのほうから「あれかなあ〜?」と遥かに眺めるって感じなの。もう夢のような美しさ。 |
Vienne fête le 150ème anniversaire de Gustav Klimt et les grands musées organisent tous des expositions spéciales dédiées à l’extraordinaire carrière artistique de ce grand peintre inovateur. Je connaissais assez mal ce peintre jusque maintenant, mais depuis 2 semaines j’ai visité deux fois (avec ma nièce la première fois et avec Isabelle dimanche) l’exposition Klimt persönlich (Klimt personnel) au Musée Léopold (au Museum Quater) d’une part et le très grand musée Kunsthistorisches Museum de l’autre, pour voir de très près les tableaux réalisés par lui, grâce au pont installé à l’occasion dans le grand escalier.
L’exposition du Musée Léopold était d’un style complètement différent, avec plein plein de cartes postales et de lettres, qui retraçaient la vie de l’artiste, les relations avec ses amis, les voyages dans différents endroits, les projets sur lesquels il travaillait à telle et telle période de sa vie… Vraiment super intéressant. Je voudrais bien y retourner.
Gustav Klimt au Kunsthistorisches Museum
Du 14 février au 6 mai 2012
Klimt persönlich. (Klimt en personne) Photos – Lettres – Impressions
24 février – 27 août 2012 au Musée Leopold
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今年はクリムト生誕150周年ということで、ウィーンの美術館やいろんな場所でグスタフ・クリムトの特別展が次々に開催されて「リレー」みたいに展開して一年中続くのですって。普段からクリムトは、ウイーンに来たら必ず見なくちゃ!!という絵がたくさんありますが(「ベートーベンフリース」や「接吻」など・・・)特別展はいろいろな切り口でクリムトの人物と芸術に迫るというわけで、ほんとにうれしい150周年の催しです。sachanあまりこれまで親しんできませんでしたが、せっかく近いところにいるのだから、せっせと通わなければね♪
このあいだA-chanといっしょに最終日ウィーン見物に行ったとき、美術史美術館とレオポルド美術館の両方で、このクリムトの特別展に出くわしたのでしたが・・・ざっとしか見られませんでした。でも、このあいだの日曜日、イザベルおばさんとステファン大聖堂のかえりにまた見に行ってきましたよ。今回はもうちょっと元気があったので、じ〜っくり丁寧に見てきました。
美術史美術館のほうは、大きな中央階段の周りの壁の装飾画をクリムトの先生のマカルトという人が受注したのだけれども完成しないうちに亡くなってしまった。そこで若手のクリムトやクリムトの弟や、天井に近いところのアーチの上の部分の装飾を引き受けて描いたのだそうです。ふうーむ。まだ20代だったのだよね、これを描いたとき!なんという才能・・・
美術史美術館の中央の大きな階段を登ると、いつもは丸天井の真下にあるカフェの入り口になっている部分に、なんだかヤグラみたいな、歩道橋みたいなものができています。天井近くまで登って、間近からクリムトの絵が見られるようになってるのです。これがホントに素晴らしかったです。
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| これは先日 A-chanといっしょに行ったときの レオポルド美術館。カフェから入り口を見たところ。 C’était le 4 mars au soir quand je suis allée au Musée Leopold avec ma nièce. C’était déjà juste avant la fermeture… |
それからレオポルド美術館のほうは、また違った趣向。画家として活躍を始めたクリムトが亡くなるまでのあいだの数十年にわたって友だちに書き送っていた絵はがきや手紙が順番にずう〜っと並べられています。パリに行ってたり、ロンドンへ旅行したり、ラヴェンナへモザイクを見に行っていたり、ブリュッセルの大邸宅の装飾の仕事を請け負ってベルギーの現場に行ってたり、ウイーンにいて仕事をしていてチロルのほうの涼しい湖畔に避暑に行っている友だちに「自分もそっちに行きたいけどなー」と言っていたり、自分も湖畔に滞在して絵を描いていたり・・・それからアトリエの様子や自宅の庭の様子の写真など・・・もちろん作品もいっしょに展示されて、仕事と旅と興味を持っていたいろいろなものなどを合わせて見ることでクリムトの人物が少しわかるようになったみたい。
絵はがきはもちろんドイツ語で書かれているのですが、英語の翻訳もつけてあって楽しいです。すごい展覧会です。
もう一度 行きたいと思います。8月27日まで。
さて明日からアルベルティーナ美術館でもクリムトの特別展が始まるのだそうです。
それを見に行こうよとイザベルおばさんと話しています。




おじたま、風景画 ほんとにすばらしかったです 空気が澄んでいて。
もっと何度も見たいなーと思ってしまった。
そうかぁ、今年はクリムト三昧なんだ、すごいねぇ
きっと、こんなにクリムトを見られる機会は我々の生存中にないだろうね
おぢたまなんかヨーロッパに住んでたら狂喜乱舞してしまうよ
だから、よかったよ
ヨーロッパから遠いので狂わないで済むものね
クリムトは(肖像画らしからぬ)肖像画も素晴らしいけど風景画も負けずに素晴らしいから、たくさん見てきてくださ~い