この偉大な美しい場所 L’Atelier du Grand Tétras

Je reviens à la suite de mes récits de voyage…

Deuxième jour à Besançon. J’ai passé toute la journée avec Denise et Jacques Montredon, qui m’ont emmenée à Mont de Laval (Haut Jura) à l’Atelier du Grand Tétras. Quelle rencontre magique ! Daniel Leroux, le maître des lieux, nous a fait visiter sa grande et belle maison – typiquement comtoise, une des plus anciennes de la région, qui a vu à travers les siècles, plein de guerres et de destructions tout autour. Daniel et Marianne Leroux prirent  il y a une trentaine d’années la décision de leur vie en quittant la ville (et tout ce que la vie en ville représentait) pour s’installer dans cette maison, qu’ils ont restaurée de leurs propres mains, petit à petit, au fil des années. C’est là qu’ils éditent, depuis plus de 30 ans, la revue La Racontotte: revue consacrée à la nature, à l’écologie, aux animaux, aux images, aux traditions, à la langue et à l’histoire de la région… Tant de trésors à recenser dans cette revue ! À toucher aussi. Au premier étage, ils ont installé dans le vaste espace de l’ancienne grange un atelier et son imprimerie, où ils produisent avec Christophe Boulay, infographiste, leur revue et des livres, qui ressemblent tous à des objets d’art avec leurs papiers couleur d’ivoire, d’ailleurs fabriqués en Franche-Comté. Et nous voici aujourd’hui en discussion autour d’un nouveau projet: la suite du livre de Jacques et de Barbara (dont j’avais vu le travail lors de ma dernière visite en septembre 2010)  ‘Roseau(x),  Deux écritures’ avec cette fois-ci la traduction et les commentaires japonais

Un moment de rêve en compagnie de mes amis de longue date, Denise et Jacques, et de l’équipe du Grand Tétras: Daniel, Marianne Leroux et Christophe.  À suivre donc!

(フランスの話の続きです)ブザンソンの2日め、昔むかし30年前に留学していたときからの恩師であり、今はもうすっかり友だちになってしまったジャックとドゥニーズの夫婦と一緒にブザンソンからスイス国境のほうへ1時間ぐらい入ったMont de Laval という村に行ってきました。そこの村の、滅多に見られないような素晴らしい古い家に住んで出版社を営んでいるダニエル・ルルーさんという方に会いに行ったのです。
去年の9月にブザンソンに行ったとき、ブザンソン在住のドイツ人の画家バルバラさんの仕事場に連れて行ってもらったのでした。そのときバルバラさんの絵とジャックが書きためてきた詩を合わせて本にするんだよ、という話を聞いていたのだけど・・・もう立派な詩集Roseau(x) Deux écritures (この題名 どう訳すのかなあ・・・)として出版されたのです。すごいです 淡々としてるように見えるけど、どんどんいろいろなアイデアを実現してしまう魔法使いみたいなジャック!・・・そして、この古い美しい家に住んでいるルルーさんのL’Atelier du Grand Tétrasが、この詩集を出版したというわけです。

まあ〜なんと静かな、創造性そのものといった場所だったことか!!写真だけではとても雰囲気を伝えきれません!
若い頃はブザンソンの町中に住んで教師をしていたダニエルさん。街の暮らしを離れて、この古い家に住んで、少しずつ少しずつ家を修復して、土地の古い歴史をひもといたり自然を観察したり、古老から聞いた話を記録するグループを作ったり、ものを書いたり・・・そしてその成果を土地の言葉で『語り』という名の雑誌にまとめて、こつこつ30年も前から絶やさずに出版し続けているのだそうです。奥さんのマリアンヌさんも看護婦さんの仕事のかたわら、デッサンを描いています。

もう子どもたちもすっかり大人になって独立したというご夫婦のにこにこ顔に迎えられ、家のすみずみまで案内をしてもらって、最後は2階(昔は屋根裏、外から直接荷車で家畜の餌になる干し藁を運び込んで、しまってあった、大きな大きなスペースだったところです)の出版社の仕事スペースでミーティング。来年の秋までのあいだにジャックの詩集に日本語訳もつけたヴァージョンを印刷してもらって「限定出版」しましょうという計画の相談をしました。和訳は・・・ジャックとsachanの共同作業。ほんとに詩の訳なんてできるのかしらん。ちょっと身のひきしまる思いがします。・・・でもジャックと一緒だからなんとかなるかな?
出版物を手にとってみると、象牙色の分厚い紙に鮮やかな活字の美しいこと。
本ってやっぱり宝物なんですね。
香り高いお茶をいただいて、ダニエルさん、マリアンヌさん、そしてコンピュータでレイアウトなどを担当しているスタッフのクリスチャンさん・・・ジャックとドゥニーズと、皆のおしゃべりに花が咲いて止まらなくなっていました。素敵な一日、帰り道はもうすっかり夕焼けでした。

Le Grand Tétras dans le bureau de Daniel Leroux.
C’est l’emblème de leur atelier d’édition.
「グランテトラ」という出版社の名は、ダニエルさんが
ある日散歩していたら偶然出会った幻のような美しい鳥 ヨーロッパオオライチョウ
Le clocher autrichien de l’église du village… Ce sont vraiment des ouvriers autrichiens qui l’ont installé!!
フランスの山奥に「オーストリア風の鐘楼」! 確かにウィーンで見る鐘楼にとてもよく似ています。
その昔、ブザンソンの有名な建築家が設計をして 工事を始めて、オーストリアから職人を呼んで来たのだけれども、途中で資金難に陥って放り出してしまった。そのとき職人たちが「設計をした人がいなくても鐘楼なら作れますヨ」と言って、ちゃんと最後まで仕事をまっとうしたのだそうです。だから今でも村に住民のなかには先祖がオーストリアから来たという人がいて、フランソワという名前は元はフランツだった
・・・そんな話をダニエルさんに聞かせてもらいました。
そんなふうに、何でもこのへんのことだったら歴史とか由来とかにまつわる話がいっぱいあって、尽きることのない泉のように、どんどん出てくる出てくる・・・ 

2 thoughts on “この偉大な美しい場所 L’Atelier du Grand Tétras

  1. とことこさん、ほんとにそうですね、そういわれると、よく似てますよね!木造の古〜い大きな建物って、すごいです。でも手入れをして大切に使ってこそですよね。
    階下の食堂の天井が、波打っているんですよ・・・どうして波打っているのかというと、上の階に昔 外から干し草をたんと積んだ荷車を引いてきたとき、その天井の上を通るので、板がしなるように作ってあったそうです。
    お寺の廊下みたいですよね・・・ いろいろ細かいところを丁寧に説明していただいて、感動しました!

  2. 美しいですね
    ちょっと伏見の酒蔵にも似てるような感じです

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