「ローストチキン名人」のbjmが好物のローストチキンを作ってくれると、美味しくてうれしいけど、お客さんがいないときは、いつも半分が翌日に持ち越しです。
小さくほぐしてマヨネーズ味でチキンサラダもいいし、ただ単にそのまま冷たいのを食べても美味しいけど、たびかさなるとチョットね・・・
今回は あまっていた生の鶏肉(もも)もあったので、余ったのをみんな入れて チキンパイを作りました。
玉ねぎ 1個 薄切り
シャンピニョン 大きな包みひとつ全部 薄切り
玉ねぎをバターでしんなり炒め シャンピニョンも入れて炒め
生のもも肉を小さく切ったのも、そのなかに入れて炒めて、塩胡椒(ちょっときつめに)。
小麦粉 ぱらぱらして炒め なじんだら上から牛乳を入れて全体をまぜて、粉に火がとおるまで煮て(下のほうが焦げないように注意して、ホワイトソースの表面が ぼこぼこ沸騰するように。)
そこに ローストチキンのほぐしたのも いっしょに入れて、
チキン マッシュルームの ホワイトソース
の出来上がり。
#小麦粉と牛乳の分量は、毎回 適当です。ぜんぜん計ったりしてません。肉と野菜の分量により。気をつけるのは あまり捏ねすぎると糊みたいになってしまうので、
ぱらぱら>混ぜる>牛乳ぱーっと入れて>ぼこぼこ沸騰
これを わりと手早くやることだと、昔 お料理の先生(フレンチのシェフ こわいオバさん)に教えてもらいました。
牛乳を少しずつ足して よく混ぜます
とか全然しません。がーっと入れて、さくっと混ぜて ぼこぼこ沸騰
これが良いそうです。
フランス料理で言う ソース ベシャメル 塩胡椒味がオーソドックスだけど、胡椒のかわりにナツメグを入れるのも、とっても美味しい☆
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それで、この出来上がったのを 一晩置いて完全に冷ましておきます。
翌日、おもむろに パイの生地を準備。
今回は イギリス式の ホットウオーター ペストリー
バターじゃなくてラードを使う生地にしました。
パイの皮
「ホットウオーターペストリー」Hot-water pastry
小麦粉225g +塩 胡椒
ラード 50 g
水 60 ml + 牛乳 60 ml
水と牛乳を合わせて暖め、ラードを入れて溶かしたら 一気に小麦粉に入れて混ぜ、ひとまとまりになるまで捏ねて20分ぐらい寝かせます。
今回は2倍の量 できた生地を10個ぐらいに分けて 丸い塊を麺棒で延ばして 餃子の皮の超大型みたいにして、フィリングを包んで 焼きました。
180℃で40分ぐらい・・・ 中味は火がとおっているから、生地が焼ければOK.
30分ぐらい焼いたあと、いったん取り出して 表面に卵を塗りました
チキンのフィリングがいっぱいあったので、この2倍の量にして、今回はでっかい餃子みたいに包んで 手に持って食べられる「パステイ」にしました。
いっぱい出来たよ。
#これ、なぜか「パイ」じゃなくて「パステイ」と呼ぶのですね イギリスでは牛肉の煮込みが入った「コーニッシュ パステイ」が伝統的スナックの代表です。bjmの懐かしい ふるさとの味。
そんなわけで、これさえ作っとけば、飽きずに食べてくれるので、あとはサラダとか野菜スープとかを作ればよいというわけです。
冷めたのをアルミホイルに包んで冷凍してもOKみたいですが、冷凍する間もなく、飽きずにどんどん食べていきます。
こういう肉のパイとかには、「ホットウオーターペストリー」はとても使いやすい。
生地そのものが わりあいニュートラルな味で、そのぶん中味の味が引き立つ感じです。
冷めても美味しいです。
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ホットウオーターペストリーは 2倍の量作ります。
パイの皮 「ホットウオーターペストリー」Hot-water pastry
小麦粉 550g +塩 胡椒
ラード 100 g
水 120 ml + 牛乳 120 ml
水と牛乳を合わせて暖め、ラードを入れて溶かしたら 一気に小麦粉(塩と胡椒をぱらぱらしておく)に入れて混ぜ、ひとまとまりになるまで捏ねて20分ぐらい寝かせます。
(わたしは オーストリア 乾燥しやすいので、ビニールの袋に入れて そこらに転がしておくと、いい具体になじんで扱いやすくなります)
#注意!! 冷蔵庫に入れると がちんこに固まって扱いにくいので、冷蔵庫に入れてはいけません!!
今回は生地をふたつに分けて 丸い塊を麺棒で延ばして 丸い型で大きなパイに焼きました。
下を入れるとき、ふちは少し余るぐらいにしておいて、フィリング(冷めた ターキーのクリーム)を入れたら、もう一枚の生地(丸くして)をかぶせて、ふちの中側を 牛乳か溶いた卵でとじて、ちょっと折り目をつけて閉めます。
上側にナイフで空気穴を開けて、180℃で焼きます。
中味は火がとおっているものだから、パイ皮が焼ければいいのですが、大きいから1時間近く焼いたかなー
30分ぐらい焼いたあと、いったん取り出して 表面に卵を塗りました
